夢の欠片

基本的に怖い思いをするのは嫌なんだけどさ、怖いもの見たさってのがあるじゃん？一人の個室にて恐怖番組とかを見ちゃうわけ。いわゆる心霊番組ってヤツ？ドキドキワクワクしながら、ブルブルビクビクしながらね。

一昔前はこういった番組がワンサカとあったように思うんだよ。それが突如として消えちゃった感じ？ちょっと残念な気持ちを隠せないね。一体どうしてこのような事態になってしまったのやら。流行が過ぎ去ったのが原因なのかな？しかし一部からは異論が囁かれているわけ。

「あれって全部ヤラセだったんじゃないの？」

衝撃的な発言だったわけ。しかし何処かしら納得してしまう自分もいたんだね。写っている幽霊といえば、ボンヤリとしていたり。もしかしたらそんな風に見えているだけなのかもしれない。はっきり明確に見えているものなんかは逆に怪しいよね。どうして実体があったのか･･･。今となっては真相も闇の中である。

ホラー映画を撮っていると必ず聞かれる質問がある。

「なにか怖いことが起きたりしないんですか？」

……怖いことは常に起こる。だがそんなことをいちいち気にしていたら現場は進まない。画面に幽霊らしきものが映っていようが、カメラにノイズが走ろうが、音声がとぎれようが、ただ撮り直すだけである。次はうまく行くだろう。役者が事故で入院したりする方がよっぽど怖い。

超能力や心霊現象を信じますか？